2015/09/21

首都圏放水路管理支所「龍Q館」に行ってみた。

  雨続きでインドアなウィークエンドを過ごしていた。シルバーウィークに入って久々の「晴れ」。朝から娘を高校まで車で送ってから出発。(高校の学園祭の準備で荷物が多いから送ってくれと。甘い父親だと笑ってくれ。年頃の娘とのコミュニケーションは送迎の車がいいんだよ。)

  今日は関宿から江戸川CRを走るのだ。天気のいい日はこのコースに限る。 いつもの堀切駅から南栗橋駅まで輪行。今日はスタートがいつもより遅い。「区間急行館林」行き。ブロンプトンの輪行とは言え、春日部までやばいくらいに混んでいた。やはり気を遣う。途中から立ってブロンプトンを足に挟むようにして乗る。
  東武動物公園で各駅停車「南栗橋」行きに乗り換える。空いていてほっとする。南栗橋駅から利根川CRに出て関宿に向かう。天気がいいから気持ちがいいが、利根川CRは羽蟻がいっぱい飛んでいる。鼻の孔まで入ってくるくらい。服も羽蟻だらけ。キモっ。女性はパニくるね。 

 今日は主に関宿から江戸川CRを都内まで走る。何時も通りすぎるだけで気になっていた龍Q館に行ってみる。雨水を貯留する施設というのは判っていたが。ここ最近の豪雨。この施設を知っておく必要を感じた。

地底探検ミュージアム龍Q館は江戸川CRの春日部あたり。

  「首都圏外郭放水路管理支所・地底探検ミュージアム 龍Q館」の看板。いつも通り過ぎるだけだったが、今日は中に入ってみる。
  「龍Q館」って名前が光る。村上春樹の「1Q84」のようだ。ちょっと日常じゃないものを連想させる。 牛Q沼、タQシー、Qワガタムシ、Q料日、Qリ、Q行電車とか。Qに入れ替えるとなんか謎めく。と、一人で勝手に盛り上がる。

 3階に展示室がある。1階には自販機と休憩コーナー。階段の吹き抜けにはここの地層が展示してある。どうやって保存してここまで持ってきたのだろうか。

  3階の展示室。首都圏外郭放水路の断面模型。この付近の川が豪雨で氾濫する前に川の水を地下に貯め、ここのポンプで江戸川に流してやる仕組み。9月の豪雨ではここの貯留槽(立坑)にオーバーフローする雨水を受け入れたとのこと。

  ディスプレイのボタンを押すと断面模型に雨水(水)が流れ込み、貯留槽からポンプアップされ江戸川に放流される様子が理解できる。付近の川の水位も落ち着いてきたので、今は貯留槽の水をもとの川に戻しているとのこと。コントロールルームがガラス張りになっている。職員の男性が1人。一生懸命スマホを弄っていた。

 首都圏外郭放水路の全容。五つの立坑には地域河川(中川、倉松川、幸松川や大落古利根川)のオーバーフローが流れ込む。地下の放水路は深度50M。

  廊下には有名人のサイン色紙。仮面ライダーのロケも行われたとのこと。この3階のトイレはきれいでウォシュレット付き空調付き。CRの脇にあるトイレとして非常に貴重な存在。トイレを借りに来たついでに展示室で説明員のおばちゃんと話して帰るのがお薦め。

  芝生の多目的広場。左に見えるのは龍Q館のある庄和排水機場。右に見えるのは第一立坑。休日なのに誰もいない。ここはピクニックの穴場かもしれない。


  多目的広場の下は調圧水槽になっている。地下設備の見学は予約制。子供の社会見学には持ってこいの施設。

  土曜日の朝から誰とも話していない日曜日の昼下がりの独身者。人恋しいときは龍Q館の説明員のおばちゃんが話し相手なってくれる。これがきれいなネーちゃんだと内緒にしておく。
今日は68km走った。これくらいの距離で疲れ切った。しばらく走っていないから体力が減退している。これじゃいかん。

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