2016/06/19

霞ヶ浦CRと駅裏のない成田湯川駅

 土浦駅まで輪行、霞ヶ浦CRを通って利根川に抜ける。帰りは京成スカイアクセス成田湯川駅から輪行して帰宅する。走行距離は112km程だった。本当は105kmくらいで成田湯川駅に到着するはずだった。ゴール付近で迷うのは精神的にも肉体的にもきつかった。
  JR金町駅から各駅停車で我孫子駅。我孫子駅から常磐線快速に乗り換える。おきて破りのグリーン車輪行。楽ちん。
  土浦駅の霞ヶ浦口にはサイクルスポットができていた。着替えコーナー、コインロッカー、駐輪バーと机・椅子。自販機やテーブルの類はない。いろんな事情があるのだろう。
 今回は初めて北浦を行く。霞ヶ浦は何回か走ったが、霞ヶ浦大橋を渡るので北浦を省略していた。北浦はサイクリング専用道路はなく一般道を走る。交通量は少なく舗装状況もいい。とても走りやすい。北浦の周回コースは25km程だったと思う。ショートカットしないで走る値打ちはある。
  行方市玉造の高須崎公園。向こうに見えるのは道の駅「たまつくり」の展望台。物産館やふれあいランドもあってしっかりと休憩出来た。休憩をしっかり取ってペース配分すれば、時間の許す限り自転車はどこまでも走ることができる。このような休憩ワンダーランドがあると本当に助かる。
行方市の西連寺あたり。
  ひたすら直線の道。今日は気温が上がるとのこと。ブロンプトンのSバックにはペットボトルを満載した。900mLのペットボトルをバックのポケットに。それからバックの中に冷蔵バック。凍った500mLペット、それから1Lと2Lのペットボトルが入っている。2Lペットは水、それ以外はスポーツドリンク。スポーツドリンクはゼロカロリーだと夏場は体力維持できない。食い物はパン2個、おにぎり2個、ゼリー状の応急食。着替えのシャツを入れてSバックは結構満載。
  利根川を走っているとき、少し水を体にぶっ掛けたが、殆どすべて飲んだ。炎天下を112km走行して4L飲んだ。27.5km/L。車的にはいい燃費。
  北利根川を渡る。霞ヶ浦はここで北利根川と名前を変える。北利根橋を渡り、霞ヶ浦と別れ利根川を目指す。
横利根川沿いを走ったりしながら、利根川到着。神崎大橋から利根川を望む。

 成田湯川駅に到着。立派な駅舎だが、駅前は駐車場と民家しかない。少し離れた場所でコンビニ建設中。
  この成田湯川駅、駅の入り口は一か所だけ。駅裏がない駅。スマホの徒歩モードは駅裏を案内する。駅裏を目指して走行したが、工事中の橋や獣道は通れない。試行錯誤して道を探索。体力は限界に近く途方に暮れた。こういった時に落車したり接触事故を起こす。結局、車ルートで駅に到着できたが、余分な距離を走らされた。成田湯川駅周辺をもっと調べておくべきだった。

2016/06/12

羽田・大田区あたりの川と海辺に沿って。

 多摩川方面に少しだけ遠征する。多摩川CRは散歩老人、ランナー、自転車、ワンコ、野球小僧軍団などなどのルツボと化した道というイメージが強い。今回もそうなんだろうなぁと思いながら、京成四ツ木駅から京急六郷土手駅まで輪行。
 京急六郷土手駅まで輪行したが、六郷土手駅は多摩サイに隣接。輪行に便利。
  多摩川CR、本羽田公園あたり。このあたりはそんなに混雑していない。ルツボじゃない。みんなゆったりと走っている。荒川CRは道幅が広い分、アウトバーン化していのかもしれない。
弁天橋から大鳥居。多摩サイの終着点。大勢のサイクリストが休息。

 羽田可動橋。高速道路羽田線の渋滞緩和の目的で作られたが、今は使われていない。いつでも利用できるように整備は行われているようだ。回転式の可動橋って珍しい。
森の崎公園脇の大森緑道。通るのがはばかれるほどの、無人化した緑道。
  大森ふるさとの浜辺公園。公園を二分する内川にかかる「浜辺橋」から。内川の河口を埋め立てた整備した公園で、人工の浜辺や干潟がある。とてもりっぱな公園なのだが、地元の「葛西臨海公園」に比べると見劣りしてしまう。
新平和橋から大井競馬場方面を望む。
  レインボーブリッジ。ここは自走できない。後輪に「コロコロ」を付けて30分ほど押して歩く。ここは2度目。「コロコロ」は大人用と子供用がある。普段は大人用しか置いていないので、私は子供用の「コロコロ」でと係の守衛さんに宣言する必要がある。すると守衛さんは置き場から小さな「コロコロ」を持ってきてくれる。


  湾岸道路を通って荒川CRから自宅へ。追い風で28Km/Hで巡航。気持ち良かった。走行距離は50km弱。

  輪行とはあんまり関係ないが・・・。
  大学を終えて就職したが配属は地元の関西ではなく東京だった。配属発表の日、私だけが地元配属から大きく外れていた。しかも希望部署でもない。軽いショック。
  初めての休日は雨。渋谷見物に出掛ける。その人混みに圧倒された。傘と人で視界は狭くなり、どこをどのように歩いているのか分からない。立ち止まる場所もなく、人に押されて歩く。楽しそうな笑い声と雨音。喫茶店や本屋にも入ったが、気持ちが定まらない。雑踏の中で思い知らされた孤独。仕事への不安と重なり心がとても深く沈んだ。
 東京で家族と暮らし、ここが「地元」になった。家族とそれからサイクリングを通じて東京を「地元」として受け入れている。しかし今も渋谷はとても苦手な街だ。

2016/06/05

ペダルの使い分けについて。

  ブロンプトンのペダル。イニシャルで付いていたペダルは即、三ヶ嶋のEZペダルに交換した。左右非対称ってすごく違和感があったのだ。前に乗っていたダホンからの移植だから、左右のクランクともアダプターが付いている。意外とこれが便利。
  左右両方のペダルが取り外し可能ということはいろんなペダルをワンタッチで交換できる。
  二種類のペダルを使い分けている。フラットペダルは街中走行用。ハーフクリップ付き片踏みペダルはCR走行用。
自転車屋さんに頼めば、アダプターなしのEZペダルが買える。これはとてもいいことだ。ペダルの使い分けがお手軽にできるのは結構素晴らしい。お散歩仕様にもサイクリング仕様にもワンタッチ。とは言え、一番いいのはワンタッチで取り外しできるハーフクリップか。

中川~桁川~毛長川~新芝川~荒川、要は都内の埼玉県沿いの川を走ってみる。

  ヒマしている休日の昼下がり。自転車でお散歩。自転車散歩のことをポタリングと言って、サイクリングと区別。この「ポタリング」という言葉が好きになれない。おばあちゃんのぽたぽた焼きをイメージする。アンポンタン(死語?)の略語のよう。「ポタる」という動詞に至っては大の大人がやる趣味とは思えない。また密かに部屋でやるもの的な響き。立ち漕ぎをダンシングという。確かにそうなんだけど、ちゃうだろって思う。坂道を上る、見たくもないサイクリストのケツ。何かの間違いだろって思う。女性サイクリストの立ち漕ぎはダンシングでよろしい。
  言葉のセンスが今一つ。自転車散歩とか立ち漕ぎのどこが不満なのだろうか。日本語があるのに使わないのはどうかと思う。カタカナ用語が却ってイメージを劣化させていないか。

  それはさておき、都内には大小の川がある。都市部は川沿いが整備されており、たいていは散策が楽しい。自宅から中川の右岸を上る。中川、桁川、毛長川、(少し一般道)、新芝川、荒川と走った。
  全部走って40kmくらい。天気がいいと気持ちがいいし、下町を巡るルートはリラックスできる。京成線の青砥駅と四ツ木駅を起点・終点とした輪行ルートがお薦めか。但し、青砥駅は3階建ての立体駅。少々の覚悟を。
  CRと言っても疑われないような道。しかし、距離が続かないのだ。切れ切れにこのようなCRもどき道がある川沿いを走る。
  ひよこ饅頭の工場もある。見つけたとき小さな感動。外部階段の柱頂上部のデザインが泣かせる。場所は内緒。おたのしみに。
  こんな道も。遊歩道なのだが、ブロンプトンなら違和感なく走ることができる。車道、CRから遊歩道までブロンプトンは道に対する親和性が高い。感心する。それから桁川にはとても乗れない未舗装の自然な遊歩道がある。これも大発見なのだがそこは押して歩くか迂回するように。

  まとめ。人々は太古から水辺に集まり暮らした。集落を繋ぐために人々は川に沿って道を作った。現代になり自然とそれはサイクリングコースに近い出来上がりになっている。CRと名前が無くても小径車なら楽しく走れる道がリバーサイドにある。教科書に乗らない郷土の歴史にも出会うことができるのだ。なんてスバラしい結び。