2014/01/26

花見川印旛沼CRを通って利根川CRへ。

  花見川印旛沼CRを走るのはおそらく6回目目。新小岩駅から稲毛駅まで輪行。稲毛海浜公園を経由して花見川サイクリングロードにアクセスする。
 八千代市にあるつり橋。「ゆらゆら橋」って呼ばれている。歩行者専用のつり橋だから階段もあり、いつもな眺めるだけだった。それにしてもユニークでどこかレトロな外観。
 この橋を歩くと、橋脚の上部構造に鉄骨階段を発見。上るとそこは展望デッキになっていた。これは知らんかった。申し訳ないけど絶景じゃない。でも、わが町を眺めるっていう目的は達成している。故郷のシンボルなんだ。
印旛捷水路のアーチ橋。ここの風景はいいね。いつも立ち止まってしまう。
 
 象のプレート発見。今まで見過ごしていたな。いつも川を眺めながら走っているから気がつかないだろうね。 1966年(昭和41年)6月、この印旛捷水路工事中にナウマン象の化石が発見された。ほぼ完全一個体。骨格は千葉県立房総のむらに常設展示されているという。ナウマンゾウはアフリカゾウに似た外観を持つ。日本にも象がいた証拠。この手前にあった山田休憩所に象のモニュメントがあった。こういう理由だったんだね。
  野鳥がいっぱい。だが、近寄ると逃げるから、写真は無し。手賀沼のハクチョウやカモのようにフレンドリーじゃない。草むらガサガサ。するとそこに慌てて逃げるキジがいる。オオバンは至る所に。ハクチョウが2羽で水面ぎりぎりに優雅に飛んでいる。
  もうちょっと踏み込めば、趣味「野鳥観察」の世界。野鳥観察ってどうかねって思っていたが、今はその趣味性をとても理解できる。携帯できる双眼鏡や単眼鏡をマジで買おうかと思っている。でもバス釣りに使うモバイルロッドが先だな。
利根川に出た。利根川CRを少し上り、若草大橋を渡り茨城県利根町に。
(印旛沼、水車のある休憩所や印旛水門はみんな良く知っているからね。省略した。)
この辺りの利根川CRの茨城側は始めて走る。メガソーラー建設中。

 本日の走行距離は72km。手賀川近くのミニストップで軽食を取りながら自宅まで自走しようかと考えた。久々の走行距離100km超え。しかし今日はライトを持っていない。残念。結局、JR布佐駅からJR金町駅まで輪行して帰った。冬はライトを携帯すべきだった。反省。
 ブロンプトンは畳むと小さい。混んでいなければ膝元に置き、座って列車に乗れる。これがいい。帰りは少し眠ることができた。

2014/01/19

台場公園とレインボーブリッジに行ってみた。


 
 2014.1.18。なんか寒いし、道路が凍っているといやだし、朝早く起きれないし・・・ぐずぐす。
 そんなときは都内にする。行った事がない場所がいっぱいある。台場公園とレインボーブリッジに行くことにした。自走でも十分往復できる場所。気楽に行こう。
 お台場は家族で何回も行ったところだけど、お台場海浜公園まで。その先はどうなって いるのか分からない。レインボーブリッジは歩いて渡れるはずだが・・・。
 荒川CRから夢の島公園、湾岸を通る。湾岸道路は歩道を走行。これは遊歩道と言った方がいい。道幅もあって、ゆったり走れる。荒川、江戸川や利根川のサイクリングロードもいいけれど、ブロンプトンだと長く走っていると少しストレスが溜まる。ブロンプトンにはサイクリングロードでも少し狭い道がいい。ここは小径車乗る人ともよくすれ違う。考えることは同じかもしれない。
有楽町線の辰巳駅付近。向こうに見える高層ビルたち。きれいな風景。ほんに都会だねぇ。
お台場海浜公園に到着。向こうに見えるのが台場公園とレインボーブリッジ。
 チャリは台場公園には乗り入れ禁止。ロープ柵に固定したけど、まぁ大丈夫か。お昼なのに誰も人がいなんだ。
 台場公園の案内図。公園になっているのは第三台場。第六台場は隣にあるけど、立ち入りが禁止されている。第三と第六を合せて品川台場と呼ばれ国の史跡になっている。

 砲台の跡。2門分が残されていた。本当に大砲が搭載されていたのか。完全にモニュメント化している。江戸時代、こいつで来航するアメリカ艦隊を狙おうとした。
案内図には「かまど」とあった。何に使ったんだろうか。

砲弾置場の跡だそうだ。弾薬と砲弾は一体でなく、別々の場所に保管された。
 台場公園は周囲が土手のようになっている。内側は盆地のように窪んでいる。だから、海から 飛んでくる砲弾は内部にある施設には命中しにくいのだろうね。でも、単に埋め立てる土砂の節約なのかもしれない。



直ぐ隣にある、レインボーブリッジの入り口(台場口)に向かう。
歩くと向こう岸まで2、30分くらいか。自転車も通行は可能だが、乗ってはいけない。
  自転車は押して通行。だから後輪にはこれをつける。台の下はキャスターになっている。これじゃ乗れないから、押すしかない。

  警備のにいちゃんが取り付け方を指導してくれる。「スポークにフックを掛けて。そう、フックをね。なんかメカっぽくって難しそうだなぁ。」と仰る。その後、フレームの裏に貼った防犯登録を寝転がって台帳に写し取っていた。まじめに仕事してるじゃないか、青年よ。ごくろうさん。

  そうそう、この台車は2種類ある。小径車・子供自転車用と一般サイズ用。ブロンプトンは当然、小径車・子供自転車用の台車。
 「コロコロ」を装着して、記念写真。この状態で押していく。しかし、この「コロコロ」はなかなかの走破性。多少の段差なら大丈夫。「コロコロ」を発明した人はエライ。
レインボーブリッジは二層構造。うどんとライスの二重構造、それが豊橋カレーうどん。
二層目は歩行者(「コロコロ」も)、「ゆりかもめ」と車が通る。一層目は高速道路。
 途中、こんなところもあって休憩できる。でも、横では車がびゅんびゅん通る。深呼吸はしないほうがいい。
 眺めは最高。ゆっくり歩いた。30分掛かった。車がびゅんびゅん、排気ガスがムンムン。でも、ランニングしている人と十数人すれちがった。

  で、帰りは橋脚部分のエレベータから地上に下りる。下りたところは生コン工場があったりで殺風景。ちょっと「妙見島」な感じ。台場口とはエライ違いだな。港区サイドから来るとレインボーブリッジの入り口が見つけにくいかも。
湾岸沿いで家に帰ろ。会社の近くは通らないように。せっかくの休日だもんね。
 新大橋通りを行くと築地市場。となりの場外市場は観光客で賑わっていた。観光バスがすごい数だった。
 都心の散歩もいいね。体に伝わる地面の振動が好きだ。路面によって変化。タイル貼りのコトコトコト。石貼りのドカドカ。浸透性舗装のダーっ。溝の蓋のリズミカルな振動、グレーチングの小刻、L型側溝の一定間隔、・・・後半は溝ばかりだな。
 (今日は52km走った。)

2014/01/13

旧江戸川行徳と妙見島

  成人の日が絡んだ3連休。連休初日に下館から小貝川を走ろうと計画していたが、財布がない。探し回ってもない。飲んで帰る途中、キャッシュディスペンサーでお金をおろして、そして財布もろとも無くしたようだ。モチベーション下がりまくり。くそ忙しいときに精算したお金が・・・。

「飲んだらおろすな。おろすなら飲むな。」

もう何処へも行かない・・・。

 とは言いながらも出掛けた。近場の水元公園。そう、癒しを求めて。身が引きしまるような冷え冷えとした静かな朝の水辺。懐も冷え冷えってか、あぁぁー思い出してしまった。

 で、ベンチで家から持ってきたコーヒーを飲んでいると、さてこれから何処へ行こうかとルートを考えてしまう。悲しい性(さが)。もうお金がないから輪行はしない。

 今日はこの公園を突っ切って江戸川CRにでる。そして旧江戸川の千葉行徳側から下るのだ。妙見島にも行って見よう。「癒しを求めて旧江戸川千葉行徳の旅」というところか。
 江戸川CR(東京寄り)を下流に進む。少し天気も良くなってきたね。うれし。市川大橋を潜ると篠崎のポニーランド。たてがみが少しなびいてそよ風になる。朝日を浴びて馬が芝を食む。平和な風景。
 「ウマ」が、かむことがあります。でも、馬に噛まれたら痛いどころではないような。エライことになる。POP体でフレンドリーな注意書きだが、楽しい週末に遭遇する地獄絵図が向こうに見える。
 「ウマ」 が、 かむとエライことになります。  怖っ。
  ここで、江戸川は二つに分かれる。江戸川と旧江戸川。旧江戸川は江戸川放水路とも呼ばれこのような水門が付いている。今日はこの水門を渡って旧江戸川を千葉行徳側から下ることにする。
旧江戸川水門。通路はこんな感じで通ることができる。

  旧江戸川の水門を渡り、しばらく一般道を走る。市川市の文化財、塩問屋の木造民家。フランス積みの本物のレンガ塀! 塀だけでも立派に明治の匂いがする。銅版葺きの庇も風格があっていいね。そこらの住宅展示場では絶対に見られない意匠が詰まっているのだ。住んでいる人の表札も出ている。ピンポンダッシュしたい欲求が沸く。駄目だよ。

  建物のすぐ前は一般道。側溝の蓋が緑に塗られた安易な歩道。千葉じゃよくある歩道のタイプ。車も50kmくらいでバンバン通る。なんとかならんのかなぁ、千葉の道は。事故が多いのが良く分かる。
 この民家の裏はすぐ旧江戸川。旧江戸川沿いにある常夜灯公園。堤防の整備が進みこの辺りは公園になっている。近くには茶屋のような売店もある。のんびり過ごせる場所。この常夜灯は1812年に航路の安全を祈願して建立された。行徳船はこのあたりから日本橋までを往復、物資と旅人を運んだ。成田山の参拝ルートの中継点としても賑わったとか。
 旧江戸川を行徳側から眺めて見る。このあたり一帯が常夜灯公園。向こうに茶屋兼売店も見える。ビールと唐揚げとかも売っていたな。夏は通らない方がいいかもね。

  常夜灯の説明看板にあった江戸名所図会。手前にこの常夜灯が描かれている。テレビで見た時代劇。その時代考証はこの「江戸名所図会」によるところが大きいと思う。
 こんな感じの遊歩道が葛西橋通の浦安橋まで続く。浦安橋から下流は一般道を走ることになる。この遊歩道、TDLまでオリエンタルランドが延長してくれるといいよね。
 でも今日はTDLには行かない。全く趣の異なる場所、「妙見島」に上陸(?)するのだ。
 これが「妙見島」。東京23区にある唯一の島。人工島ではない。タモリ倶楽部でも紹介された。

一応、島でしょ。

いついくの? 今でしょ!
オヤジはどこ? 居間でしょ!
ブロを担いで浦安橋から階段で降りる。これが妙見島のメインストリート!


  「この町のメインストリート、わずか数百メートル♪さびれた映画館とバーが5、6軒~♪」(by浜田省吾「MONEY」)。当然だが映画館もバーもない。でもなんだろう、この疎外感。来てはいけないところにいるような感覚。
  せっかく来たのだし。進もう。メインストリートを行くと突き当たり近くにプレジャーボードの展示場と月島食品のタンク。ボート展示場はニューポートマリン倶楽部に隣接する。
メインストリートには妙見神社。初詣とは無縁だろうな。他に産業廃棄物処理施設などがある。
浦安橋に隣接する食堂や船宿。やっているのかな。でも、なんだかなぁ、この空気は。
 島にあるレジャー施設はさっきのアリーナと船宿、そしてこのラブホ。休日の駐車場に車はなし。このラブホは密会向きか。平日に混んでそうな。

 で、もう見るところも行くところも無くなったようだ。入って行けそうなところもあるけど微妙。不法侵入になりそうな。
   「妙見島」は村上春樹の小説に出て来そうな空間。たぶん、この島から夜空を見ると月が二つ見える。家に帰ると、家族は少しだけ美男・美女になり、何故か息子は羊を探しに北海道に出掛けているのだ。そして家から見る夜空にも月が二つ。テッテイ的に違うところが少しある、似た世界に「戻る」ことになるのだ。   

  ブロを担いで歩行者用の階段を上って本土の浦安橋に復帰。僕は元の世界に戻れたのだろうか。カミさんが少しだけ美女になっているとうれしいな。

  とは言え、今まで通りに旧江戸川の東京側を下り、葛西臨海公園へ。妙見島と違い、全体に漂うこの親和感。楽しそうな家族連れや恋人達。やっぱ観光地だぁーと思う。妙見島は観光の対極にある場所だった。

  でも妙見島はそれ故にある意味、コアな観光地になるかも。
  妙見島に行ってみる? 少しだけ違う世界に「戻る」ことになるかもしれないけど。