2013/12/31

守谷駅、小貝川から利根川栄橋を通って手賀沼へ。

 12月30日。家の大掃除もした。買出しも付き合った。年賀状も作った。

 今年の走り納め。小貝川から手賀沼を走ろう。江戸川や荒川は堤防工事だらけ。小貝川と手賀沼は大丈夫だろう。凛と澄んだ朝の冷たい空気。静寂に満ちた麗らかな川面。年末の慌しさから少し離れて田園地帯を走る。とかマンションのチラシのような文言。

こんなルートを走行。走行距離は53kmだった。利根川も少しだけ走ったね。

いつもの堀切駅から北千住経由でTXに乗り守谷駅に到着。

 TXの高架をつくば方向へ。すこし走ると大きな橋。渡るときにその下に見えるのが小貝川。今日はサイクリストとよくすれ違う。「おはよーございすっ」とお互いに挨拶。江戸川や荒川ではめっきり減った習慣。

 小貝川CRは田舎道。生活道路にもなっていて車も走る区間がある。しかしのんびり走れる。野焼きの匂いが遠くから香る。いいね。またすぐに走りたくなる。

 小貝川をさらに行くと岡堰がある。この堰の幅は300mある。ここを通って橋のように往来できる。
 明治32年に増築された旧岡堰の一部が中ノ島に残されている。現在の岡堰はこの旧堰改築したものらしい。
 中ノ島にもうひとつあるのが間宮林蔵の像。探検家で測量技師。ここのあたりで生まれた。小貝川沿いに生家に隣接した記念館がある。吉村昭の「間宮林蔵」を読んだことがある。この周辺の治水工事(岡堰の元かな?)で才能を見出されて江戸に行き、測量の大家・伊能忠敬に従事。樺太などの北方の探検を行い、さらにロシアの動向も調査したのだ。苗字帯刀を許されたが、農民の出身。苦労を重ねるが国外にまで及ぶ活躍。このような土壌が江戸時代、しかも地方にあったのには驚く。

 岡堰をバックに中ノ島の桟橋から記念写真。でも水位が低いのだ。川底が露出している。ここは茨城百景のひとつなのに。
 去年の4月に訪れたとき。大好きな風景。岡堰の水面に映る空、木々や釣り人。息を呑むくらい美しいかった。ここからしばらく離れられなくなった。
で、今回の風景。水が無い。渇水期なのかな。これはこれで思い出になるけどね。
岡堰を後にして小貝川をさらに進む。このあたりは自転車と歩行者の専用道路。
土手の道より、川の辺が超お奨め。こんな感じ。いいでしょ。
でも夏場はニョロ君が多数出没する。スリル満点のCRと化す。

さらに進むと・・・
 なんてこった!小貝川、お前もか・・・。田園地帯の回り道もまぁいいか。しかし、迂回のおかげで牛久沼排水機場に行くルートが分からなくなった。
 
 牛久沼排水機場は今回パスしよう。残念。ここも自然と人工物が融合した風景で、眺めのいいところだが。つくば万博公園や牛久沼と絡めて走りに来よう。

利根川まで6km。この先で小貝川は利根川と合流するのだ。

 小貝川にも支流があってここも合流。さらに1kmくらい下流で小貝川も利根川に合流する。本当に水の豊かな国土。

 そして小貝川もなんだか遠慮気味に利根川と合流する。CRも利根川CRに合流。
 
 利根役場を過ぎて利根川栄橋を渡り千葉県へ。JR布佐駅。ここから輪行して帰ることもできるが今日は手賀沼まで走るのだ。

 布佐駅を過ぎてミニストップでひと休み。休憩コーナーで「モナ王」を食べる。100円で浸れる幸せがあるのだ。

 外を眺めると停めたブロンプトンの前で話し込むローディー2人組。リアホイール辺りを熱心に見ながらウンコ座り(・・・するなよ)。シマノでもSRAMでもカンパでもない・・・変なの付いているゾ・・・とか言っているのか。彼らはそのメカニズムを見出すことも名前さえも知らぬまま立ち去っていった。

 メカニズムは私にもようわからん。しかし輪行におけるサバイバビリティーは特筆すべきものがある・・・。ディレイラーが出っ張らないメリット。狂わないし、破損することもない。がしかしだ。一度壊れると直せる自転車屋はまずない。やっぱりサバイバビリティーは見込めないな。

最近できたCRの入り口。手賀川にアクセスできる。R356沿いにある。
 利根川の栄橋からJR布佐駅経由、手賀川へはこのルート。最近できたCRもあって楽になった。

手賀川に着いた。ここでまた休憩。バナナを食べた。さぁ、出発。

手賀沼フッィシングセンターも健在だし。行ったことないけどね。

エサに集まるハクチョウたち。近づくと寄ってくる。公園のハトのように超フレンドリー。
だけどねぇー、これでいいのかね。
手賀沼は何度も走った。でも今日ほど美しい手賀沼は見たことがない。
(思わず写メしたが、嫁から返事はない。)
 その昔。地域の生活排水が流れ込み水質どころか、臭いが凄かったらしい。いまや琵琶湖よりもきれいかもしれない。
 水質改善への取り組み。その自信がこの椅子形オブジェに表れている。まあ、オブジェなのか、単なる一人用ベンチなのか良く分からない。座れるけど、座っている人を見たことがない。やはりオブジェか。
 ゴールの北柏駅に到着。少々地味な感じの佇まい。「カシワニ」のキャラでお出迎えイラストとかがバァーンとあるといいのにね。

※「カシワニ」は一時期、我が家のマイブームになった。柏市のマスコット。ゆるキャラブームには乗れなかったかな。カシワニのリンク先:http://www.86kashiwa.net/?page_id=11312

 この駅のホームにて。嫁から先ほどのレスがあった。「年賀状を10枚追加でお願いね」と。内容はそれだけだった。


GIZAの16インチ用輪行バック (その2)


 最近、輪行にはずっと「GIZAの16インチ用輪行バック」を使っている。往復輪行で乗り換えを何度もするとやっぱり腰に来た。

 で、次の4点に注意する。

  1. 電車の乗り降りはバックの上からサドルを持って移動すること。サドルはバックの上からでも掴めるように、フレームと並行にはしない(上の写真)。11.5kgを舐めてはいけない。
  2. 肩で担ぐときはハンドル側から担ぐ。脱着式のEZYペダルだから、クランクの先端がもろにあばら骨に当たり痛い。手袋を巻き巻きしても痛い。
  3. 担いだ状態で調子に乗って歩き回らない。
  4. 腰を鍛える。(でも老人になったら、杖代わりなのだと言って構内でも転がせてもらう。)
 とは言え、駅構内や電車では自転車を運んでいるという感覚がなくなった。輪行じゃないもん。重い荷物だよ。プロンプトンの小ささにこの輪行バックが加わると輪行感覚が薄れる。これがいい事なのか悪いのか。

 そうだ、言い忘れた。GIZAの輪行バックは風に弱い。収納しようと地面に広げた途端、風にバックが煽られて飛ばされそうになる。煽られた袋の端が自転車の凸部に引っかかり収納しにくい。
 





 追伸;

 とは言え、11.5kg超えを担いで輪行するのは無理だった。最近は転がしている。ブロンプトンをハンドルで引っ張って転がすのは危険。和田サイのフロントキャリアを使って引っ張っで転がす。輪行で大切なのは周囲への配慮だと思っている。

2013/12/24

渡良瀬遊水池から利根渡良瀬CRと利根川CRを経由、そして江戸川CRへ。

 以前から気になっていた渡良瀬遊水池。いつかは走ってみようと思っていた。ここから利根川CRにつながるサイクリングロードも走ってみたい。そして江戸川CRに出る。そのまま自走して帰ってもいいし、川間駅から輪行して帰宅してもいい。

 で、3連休。一日目は家事(照明器具のLED化→価格が下がっているので驚いた)を済ます。で、真ん中の休みに行く。お世話になってる堀切駅まで自走。東武鉄道で輪行し渡良瀬遊水池の最寄りの板倉東洋大学前駅を目指す。

 板倉東洋大学前駅に到着。桐生駅や新古河駅と違ってデザインがある新しい駅。大学と一緒にできたのかな。
渡良瀬遊水池方面は駅裏面になるのか、本当に誰もいない。午前9時なのに。

  駅の近くで見た渡良瀬遊水地への案内図はあまりにもあまりにも?。で迷う。大きな土手が見えた。多分の向こうが遊水地。土手の上の道に到着。サイクリングロードにしては少し様子が違う。違和感を感じながらも走ると遊水地のほとりを疾走するローディーの方が見える。どうやってあそこに行くんだ?

 遊水地のほとりを走るサイクリングロードの入り口。やっと見つけた。自転車を持ち上げて入場する。車止めのポールじゃないんだね。厳重な管理。バイクで走り回る奴もいるんだろうな、たぶん。
走り出すとこんな看板。栃木県から群馬県の間で記念写真。


少し走る。

なんだろうか、あれ。
  行ってみる。そして登ってみる。
 その建物は電気室。ポンプや排水門を作動させる動力を制御しているのだろう。屋上は展望台として開放されていた。このビューポイントは「ウォッチング・タワー」と呼ばれているそうだ。
  富士山がきれいに見える。展望台は私だけ。独り占め。嫁や子供と出掛けるところは混雑しているところばかり。渋滞して、並んで、待って、金使って。家族サービスという仕事と思って我慢。そんな「駆り出し」も最近は減った。減ると減ったで寂しい気もするが。
 でも富士山はほんとうにきれい。離れても世界遺産。たいしたもんだね。
←千葉県     神奈川県→
(意味のある写真じゃないよね、これ。)

 北水門の向こうに遊水地が見える。その手前は谷中村史跡保全エリア。

 足尾・日光方面を望む。日光の山々も見える。
 無料で使える望遠鏡にも感激。これでかなり遊んでしまった。日常では絶対に出会えない時間と場所・・・早起きして良かったぞ。
サイクリングロードに戻る。青い空。

両側に広がる青い湖面。正面は遊水池の下宮橋方面。本当に人が少ないよな。どうしたのだろう。

 
 国土交通省の貯水池排水機場まで来た。ここで遊水池が終わる。
 これから利根渡良瀬サイクリングロードに向かう。もしや近道かとまた少し迷走。どんどん離れていくようなので止めた。

 三国橋の東詰から利根渡良瀬サイクリングロードが始まる。道の駅「さかい」まで走り、境大橋を渡り利根川CRにアクセスするつもり。

美しい橋。見とれていると・・・「マムシに注意!」
 「マムシに注意!」。そう言えば、関宿の公園のトイレにも同じような注意書が張ってあったのを見たことがある。このあたりにはマムシが多いのか。やだね。でも、イラストのマムシはかわいいんじゃねぇの。
 
高瀬舟「さかい丸」。今は運行していないそうだ。4月から9月が運行期間。
遊覧してくれるんだね。チャリで走るといろいろな発見がある。



 これが「さかい丸」。陸に上がっているが、何となく「放置」に近い。シートとか掛けなくていいのかねぇ。しかしコアな「さかい丸」ファン(?)にはたまらない情景かも。



  関宿のお城が見える。ここへはよく行った。でも利根川越しに見るのは初めて。富士山を背景に絵になる風景かも。
 それから、境大橋を渡り、対岸の利根川CRに入る。

 前を見ても・・・
後ろを見ても、誰も居ない。誰も走っていないぞ。
 寒いから?


    実は今朝、玄関を開けたときに「やめとこかな。寒いし。」って思った。もう一人の俺も囁く。「自転車乗るのんか、お前。アホちゃうか、こんな寒いのに。止めとけ。」と。正直、心が折れかけた。それでも出掛ける俺は一体なんだろうか。オッサンになるとゴルフでも釣りでも寒くても夜明け前に出かける。何か魔物に取り憑かれているのかね。

 で、利根川CRから江戸川CRへはこのルートを走る。利根運河から行く方法もあるけど、今回はこのルート。何しろ近い。
この道をまっすぐ行くとすぐに江戸川CRに行くことができる。

 ほらね。 

 このあたりは賑やか。飯食うのもよし、買出しするもよし。
ちょうどお昼どき。麺屋六弦で昼食。これで2度目の来店だが、今年で閉店するとは。気に入っていた。残念。

 食事終わったら、もう走りはいいかなって気分。川間駅まで行って輪行かと思って外に出た。千葉側のCRは堤防工事中で通行禁止。荒川も江戸川も工事だらけだ。脇に迂回路を作ってほしい。仕方が無い。のんびり自走して帰ろうか。

 本日の走行距離は81km。渡良瀬遊水池から利根渡良瀬CR、利根川CR、江戸川CRと連絡しながら都心へ帰ることができる。でも、なんか疲れたぞ。明日休みでよかった。川間から輪行して帰るべきであった。
 「板倉東洋大学前駅」で降りて渡良瀬遊水池を走り回り、JR古河駅から輪行して上野駅に戻るのがいいね。これがブロンプトン流の輪行。今回の走行パタンはまるでロードバイク。(MR4R、欲しいよー。)