2016/02/28

印旛沼CR・花見川CR


  土曜日早朝の上野発の列車とあって、車内は酒臭い兄ちゃんと姉ちゃんが数人、無防備に寝ている。女性だけが途中下車する訳あり中年カップル(少し羨まし)。早朝出勤のお掃除おばさんは同僚さんと能天気にお話し中。そして黒いカバーの掛かった得体の知れない何かを転がすオッサン(俺だよ)。 2016年2月27日土曜日7:26、北千住発JR常磐線快速成田行きの列車は様々な人生を運んでいくのだった・・・。

  て言うか、今日は印旛沼八千代CRを下り、花見川CRから東京湾に出るのだ。54kmほどのお気に入りコース。いつもお世話になっている堀切駅から北千住、常磐線快速成田行きで安食駅まで輪行した。だから黒いカバーの掛かった得体の知れない「転がりモノ」が駅名看板前に置かれているのだ(上の写真参照)。参照って仕事っぽい表現だね。
安食駅。如何にも地方な風情な駅舎。大きく立派な公衆便所が駅前にある。
  まずは利根川を見に行くことにする。コンビニで仕入れた食事(チョコとおにぎり2個)と飲料水は巾着に入れてフロントキャリアに輪行袋と一緒に。予備チューブや工具はフレームチューブに入れてある。ライトやワイヤーロック等の小物はサドル袋に入っている。フロントキャリアを取り付けたらS-バックの出番が減った。
  それからシートベルトカバーを転用したブロンプトンフレームカバーは撤去した。なんか必然性が感じられないのだ。愛着・愛用という「愛」の表現としてフレームカバーがある。最近は付加価値として把手も付いている。とってもイイ!
  8:30くらいに利根川到着。真っ青な空と川面。家のローン,子供の進路や出口戦略なき阿呆な研究開発とかに悩むけど、俺は幸せだと実感できる瞬間だ。それはさておき、ここから長門川沿いに印旛沼へ向う。ターンとダホンに乗った二人連れが利根川CRを栄橋方面へ。ダホンの16インチはほんとに車輪が小さいねぇ。
  長門川沿いに少し走ると、ここから印旛沼八千代CRが始まる。立派なのはここだけでしばらく車道や砂利道を走らされる。ただ、迷うことはないと思う。
印旛沼八千代CRの全容。破線部分が冒頭に走らされる未整備部分。
  最高のサイクリング日和。チャリを漕ぎつつ「こりゃ、たまらんねー」とひとり叫ぶ。何度も叫ぶ。朝、六時半に震えながら誰に見送られることなく家を出発。朝早くって寒って眠くって、俺ってアホちゃうかと思った。でも来て本当によかったぁ。オッサンの趣味として、時代小説やゴルフが定番だが、俺はチャリ。結構な管理職にして骨折10日休業。常務にバカ呼ばわりされたが若い奴の人気者になった(馬鹿にもされているな)。まぁ、いいか。
  CRをイタチ君が横切る。印旛沼にはカモやサギ、それから名前も知らぬ野鳥たちがいっぱい。今度、単眼鏡を買う。バードウォッチングもやってみよう。 
ナウマンゾウのプレートと赤と青のアーチ橋。印旛沼CRと言えばこの風景も有名だよね。俺も好きなところ。
  印旛沼を過ぎて新川沿いを走る。つぼみを付けた梅か桜かな。持ち帰って調べさせていただいた上で報告いたします。→たぶん、しない。
  川面に浮かぶ黒いカモ。オオバンという名前。CRまで来て日向ぼっこしているが、近づくと面倒くさそうに川に逃げてゆくのだ。500年くらい先、逃げるのが面倒な彼らは犬のようなペットに進化するだろう。
新川に架かる「ゆらゆら橋」。このあたりも立派な運動公園がまもなく完成する。いい休憩場所になりそう。

  八千代市街(?)を過ぎたあたり、花見川CRに入る。相変わらずのダート。下りなので結構楽しい。コジャックのパンクが心配だが、この前タイヤローテーションしたから少しは安心か。このあたりはマウンテンに乗った人と頻繁にすれ違う。
  で、花見川CRを走って東京湾に到着。走行距離は54km程。検見川浜駅からJR京葉線で葛西臨海公園駅まで輪行、荒川CRを追い風で自宅まで気持ちよく自走で帰宅した。 検見川浜駅のロータリーは広いだけでなく、輪行の支度がゆっくりとできるちょっと奥まったスペースもあり助かる。しかし、ホームに上るエスカレーターがない。エレベータはベビーカーが多くて使うのは躊躇される。惜しいね稲毛浜駅。輪行駅ベスト5からモレてしまった。

  今日、このルートでブロンプトンやダホンに乗った方を多く見た。結構、折り畳み自転車に人気のあるコースかもしれない。私も10回近くこのコースを走っている。利根川と東京湾を印旛沼水系で結ぶCR、道幅的にはロードで飛ばすよりもクロスやフォールディングバイク向き。
  JR北柏駅から手賀沼CR-利根川CR-印旛沼CR-花見川CR、TX守谷駅から小貝川CR-利根川CR-印旛沼CR--花見川CRとか、いろんなコースがありそう。

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