2016/06/05

中川~桁川~毛長川~新芝川~荒川、要は都内の埼玉県沿いの川を走ってみる。

  ヒマしている休日の昼下がり。自転車でお散歩。自転車散歩のことをポタリングと言って、サイクリングと区別。この「ポタリング」という言葉が好きになれない。おばあちゃんのぽたぽた焼きをイメージする。アンポンタン(死語?)の略語のよう。「ポタる」という動詞に至っては大の大人がやる趣味とは思えない。また密かに部屋でやるもの的な響き。立ち漕ぎをダンシングという。確かにそうなんだけど、ちゃうだろって思う。坂道を上る、見たくもないサイクリストのケツ。何かの間違いだろって思う。女性サイクリストの立ち漕ぎはダンシングでよろしい。
  言葉のセンスが今一つ。自転車散歩とか立ち漕ぎのどこが不満なのだろうか。日本語があるのに使わないのはどうかと思う。カタカナ用語が却ってイメージを劣化させていないか。

  それはさておき、都内には大小の川がある。都市部は川沿いが整備されており、たいていは散策が楽しい。自宅から中川の右岸を上る。中川、桁川、毛長川、(少し一般道)、新芝川、荒川と走った。
  全部走って40kmくらい。天気がいいと気持ちがいいし、下町を巡るルートはリラックスできる。京成線の青砥駅と四ツ木駅を起点・終点とした輪行ルートがお薦めか。但し、青砥駅は3階建ての立体駅。少々の覚悟を。
  CRと言っても疑われないような道。しかし、距離が続かないのだ。切れ切れにこのようなCRもどき道がある川沿いを走る。
  ひよこ饅頭の工場もある。見つけたとき小さな感動。外部階段の柱頂上部のデザインが泣かせる。場所は内緒。おたのしみに。
  こんな道も。遊歩道なのだが、ブロンプトンなら違和感なく走ることができる。車道、CRから遊歩道までブロンプトンは道に対する親和性が高い。感心する。それから桁川にはとても乗れない未舗装の自然な遊歩道がある。これも大発見なのだがそこは押して歩くか迂回するように。

  まとめ。人々は太古から水辺に集まり暮らした。集落を繋ぐために人々は川に沿って道を作った。現代になり自然とそれはサイクリングコースに近い出来上がりになっている。CRと名前が無くても小径車なら楽しく走れる道がリバーサイドにある。教科書に乗らない郷土の歴史にも出会うことができるのだ。なんてスバラしい結び。

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