2014/01/02

サイクルグローブとブランド価値について

 グローブの片方をCRで無くした。間に合わせに軍手を買おうと作業服のワークマンに入った。それでね、防振用グローブがいいんだな、これが。

 元々解体工事でのブレーカー作業等で使うもの。振動障害防止用品。合成皮革、防振パッド付き。人差し指の手の甲の部分は布製で、額の汗をサッと拭ける。憎いね、プロ仕様で950円。縫製もしっかりしている。使用感は4000円くらいの指付きサイクルグローブって感じ。(で、最近、防風防寒グローブもここで買った。ネオプレーンゴム製。これもいい。だだなぁ○○WORKERというロゴはちょっと。でもこれ、980円だったかな。当たり前のように5000円以上もする防寒サイクルグローブ。コスパで遥かにワークマンが上を行く。)

 同じ材料を使って作ってもサプライチェーンとマーケットが違うと、価格が異なる。良い事例。(もしかしたら、違うのはマーケットだけだったりして・・・。)


 
ワークマンで買った防振指つきグローブと防寒防風ネオプレーン製グローブ。
(ちょっと汚れていて御免なさい。)

 防寒ウエアも結構いいのがある。バス釣りのウエアはここのがいい。しかしいくら良くてもサイクルウエアはワークマンじゃなぁって思う(でもレインウエアはここのだけど)。ブランドって大事だね。しかし小物系はいいのがあればワークマン。防振グローブを使って思う。クオリティーの問題もない。

  ところで・・・

 メッセンジャーの世界。炎天下でも雨でも真冬でも走る精神力と体力。彼らのためのワークウエア。ここに「ワークマン」が戦略を持って出てくると面白い。カッコいいロゴを付け、デザインされたワークウエア。それを着てメッセンジャーがビジネス街を疾走するのだ。ブランド価値の向上も狙える。サイクルウエアのメーカーがその進出を阻止するためにはブランド戦略だけでは負ける。コストダウンが必要。
 まるでビジネススクールのネタ話。だが、価格競争が起こればその恩恵を俺たち一般ユーザーも享受できる。

  ところで(その2)・・・

 ブロンプトン社と輸入代理店もすばらしいブランド戦略を持っている。ブランド価値も買わされたんだとブロンプトンを所有して思う。 だからオッサンはこれで一日100km近く走りブログを書く。いい大人たちが人目も気にしないでお城の周りをつるんで走るし、レースもやる。しかしプラスチック樹脂のチェーンテンショナーやへぼいプーリーには我慢する。
 メーカーはマーケットの顔色を伺うような新製品をイタずらに作らない。部品は改良されるが旧モデルとの互換性を維持。メーカーは購入したユーザーも見ていてくれる。お城の集会で幸せなユーザーを知った人たちから新たなユーザー(購入者)が生まれる。ユーザーによる無償の宣伝。この循環がブランド力になる。実にすばらしいぞ。

 日本企業もこのブランド力を持たなければいけない。技術だけでは中国に追いつかれてしまう。ブロンプトンのブランド戦略はすばらしいお手本。
 ちょっと脱線したね。 お・し・ま・い。

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